三月になりました。
暖かい日、肌寒い日が交互にやって来て、ちょっと油断するとリズムを崩しがちな今日この頃、 皆さん、お元気ですか?
目が痒い〜、とか 鼻水が辛い〜.....ばっかり言っててはいけないなー。と思い、先日の雛祭りの日に 久しぶりに ちゃんとした桃の節句らしいご飯を作りました。一応 小っちゃい折り紙のお雛さまなんかも飾ったりして。
といってもメニューは ちらし寿司に菜の花のおひたし、蛤のお吸い物、ぐらいの簡単な物です。でもそういう季節ごとの日本ならではのお祝い事って昔から大好きな方なので、少し気分も晴れて 作ってる時間も 楽しかったです。
そういえば、お吸い物作ってて改めて思ったんですが 蛤の貝殻の模様って、本当に綺麗ですね。自然に創り出されるものって、本当に神秘的で芸術的です。思わずじっと見とれてしまいました。
蛤は二枚貝で、一つの同じ貝でないと他にはぴったりと合う貝殻が決して無いことから、一夫一婦、貞節の象徴として、古くは江戸時代から 貝殻の内側を金箔や蒔絵で美しく彩ったものをお嫁入りの道具として贈ったりしていたようです。もちろん、お雛様の飾りとしても。さらに古く平安の昔にも、やんごとなき方々の雅な遊びとして 珍しい貝殻を出し合って競う遊びなどが 盛んに行われていたといいます。そんないにしえの昔の人々の暮らしぶりを思うと、 果てしなく想像とロマンが膨らんで...何だかワクワクします。久しぶりに、学生の頃 卒論のテーマにする程好きだった “源氏物語” を読みたくなって、本棚から重たい本を引っ張り出しました。
時は流れ、変わり、今はその頃とは全く違う景色の中で 毎日を慌ただしく過ごしています。ときには呼吸の仕方がわからなくなるような 張りつめた気持ちにもなったりしながら。
でも どんなに時代が変わっても、やっぱり変わらないものはきっと何一つ変わらない。
冬の雪の朝のあの感じ、小鳥のさえずり、春の桜の儚くも潔い美しさ。神様が人間にプレゼントしてくれた もののあはれを感じる心を忘れないように、ちゃんと 人間らしく生きていかなきゃな。せっかく 生まれてきたんだもの。
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