毎週火曜日24:45〜25:45 放送
BoA
ハートバザール
cembalo
画:NUMBER GIRL
向井秀徳

今回は、通常のコラムをお休みして、2002年のN-18を振り返ります。今年最初のゲストは、BoAさんでした。新春の香りのする番組にしよう!と、スタジオには金沢の正月菓子「辻うら」と「福徳(ふっとこ)」を用意しました。「福徳」は、最中の皮の中に金華糖が入っているのですが、時々当たりの玩具が入っている事が有ります。番組の中でBoAさんに一つ割って貰ったら、何とその中に玩具が入っていました。当たりです!その後の活躍、そして大晦日に某紅白への出演が決定したのも納得ですねー。また、BoAさんのアップを撮影し、ずーっとその視線を浴びていたカメラマンが収録の合間に振り返って「もう、村田さんが画面に入って無くても良い!」と宣言し、前のめりになってカメラを回していたのも、非常に印象深いです(笑)。

3月には、N-18のイベント「SPECIAL LIVE&TALK」がありました。以前から、何かイベントをしたいという話、そしてゲスト出演した方々からも番組のイベントに出たい!という話は出ていました。それが本格的に始動したのは昨年の12月。普段のN-18のようなトークのコーナーと、ライブで・・・と決めて出演者を考えました。トークゲストのNUMBER GIRL向井秀徳さんは早い内に決定したのですが、ライブゲストは二転三転。最終的に、ソロでは初の石川上陸となる浜崎貴司さん・POPHILLにも出演したPICK2HAND・お馴染みのジァイアントステップという、非常にN-18色の濃いラインナップとなりました。
なんとこの三組の共通ワードは「向井さん」。皆さん、向井さんのことが好きだったのです(笑)。
浜崎さんは、イベントの中でも仰ってましたが、事務所の社長さんが向井さんに似ている!ということで、向井さんのことが大変気になっているご様子でした。
PICK2HANDのボーカル児嶋さんは、昨年のゲスト時にNUMBER GIRLが好き!と宣言するほどのNUMBER GIRLファン。イベントの合間にはアコギにイラストを書いて貰ったり、一緒に歌ったり、と、楽しく過ごされたそうです。
そしてイベント終了後には、ジァイアントステップのボーカル野田さんもNUMBER GIRLのファンという事が判明しました。向井さんの弾き語りを聴いた野田さん曰く、「日本の人の歌を聴いてこれだけ感動したのは初めてだ!」。

大部分の作業を通常の番組収録と並行してN-18スタッフのみで行った為、イベント一週間前を切った頃になると、私と村田さんの合い言葉は「倒れないようにね!」(笑)。日程が詰まってしまった為に番組の中で告知する時間が少なくなってしまった事や、慣れない作業が多くて当初の予定を実行出来なかった事等、反省点は多々有りますが、今後もまた何かイベントを開催したいなぁとN-18では考えています。

9月のインタビューゲスト、Dragon Ashが11月に産業展示館で行ったオールスタンディングライブは、実はN-18にとっては「うちのイベントライブのリベンジ!」という意味合いも、勝手ながら有りました。そのイベントとは、98年の「N-18ライブ」。金沢のAZホールで開催したこの対バン形式のイベントでは、お客の側とバンド側・双方の心が通じ合わなかったので、結果としてDragon Ashは「楽しくなかった」と宣言。その後一度も金沢でのライブは有りませんでした。その長年の沈黙を破っての、8000人収容ライブ!!見事、リベンジとなったのではないでしょうか?ライブ終盤に見えたKjさんの笑顔に、この4年間のことを考えてしまうスタッフでありました。

そして、最後にどうしても触れなければならないことがあります。
今年出演した後に解散したバンドについてです。

2月に出演したハートバザールは、マネージャーさんが昨年まで金沢で仕事をしていた方だったためか、FMでのレギュラー番組等で金沢に縁の深いバンドで、来る度に必ず8番ラーメンに行く、と話していました。ゲストに呼ばれなくても、通行人としてでも出る!という楽しい意気込みは、是非、現在始動中という次のバンドで実現していただきたいです。

7月に出演したcembaloは、番組放送直後の20日に解散を発表。出演時に必ず書いて頂いてる色紙の「もっとやっていたかったです!!」が今読むと。。何なの!という感じですね(笑)。今年のcembalo収録には、私は厳戒態勢で挑みました。何故なら、昨年はユウスケさんに様々な攻撃をしかけられ、最終的に収録のキュー出しが出来なくなっていたからです。その時はボーカルの矢吹さんが怪我をしていて、ドラムのユウスケさんお一人の出演だったのですが、正面にいた私は収録開始直前に足をつったことがユウスケさんの琴線に触れたのか、様々な攻撃を受けてしまいました。その結果、積もり積もったモノが突然爆発。笑ってしまってカウントすることが出来なくなり、なんとゲストが自らカウント→キュー出しをするという異常事態になりました。……という訳で、今年は負けられない!という気合いが入っていたのです。が、矢吹さんが出演するなら、ユウスケさんも落ち着くかも・・という勝手な期待は見事に裏切られてしまいました。とにかく、凄いお二人でした。

9月に出演したWINOは、11月に解散。9月には金沢でのライブもあり、その盛り上がりに次のツアーが楽しみだ!と思っていた所に知らせが入りました。詳しい理由を語らない所は非常に彼等らしいとは思いますが……残念です。

そして、3月のイベントにボーカルの向井さんが出演して下さったNUMBER GIRLも、11月の札幌公演で解散しました。向井さんとN-18の歴史は長く、何度もゲストとして出演していただきました。そして向井さんといえば「お酒」。いつも必ず飲んでいただきましたね。昨年のゲスト時には、収録現場でレコード会社の方にも出演していただくことを急に決め、NUMBER GIRLの魅力について熱く語っていただきましたっけ。あの収録場所は、機材の電源を確保するために空調を止めていたから暑かったなぁ……と、思い出はたくさん出てきます。また、スタジオには向井さん作の「鬼太郎イラスト」が飾って有るのですが、実はこれ、向井さんは描く前に「村田さんの似顔絵を描きます」と宣言していたそうです(笑)。が、何故に鬼太郎?...次回は是非、他のメンバーにも出演していただきたい、と考えていたのですが、それが実現する前の解散。様々な意味で本当に残念です。
*解散にあたってリリースされた「記録シリーズ」というライブアルバムには、なんと今年の金沢ライブの模様がしっかりと収められています。

アーティストとしての彼等の決断を、N-18はただ見守ることしかできません。が、各々のバンドの次なるステップも、しっかりと追いかけて行きます!どんな音が生まれていくか楽しみですね。

2002年。いつも観て下さっている皆様、そして出演していただいた皆様、本当にありがとうございました。
来年も、皆様が新しい音楽との出会える場所となれるようにN-18は頑張ります!

N-18のAD、Kでした。