5月12日放送の「Cafe du Cinema」


  

“言う文化”と、“言わない文化”、日本には地域によって、2つの文化があるように思います。
映画『眉山』は、思ったことは言ってしまうお母さんを魅力的に描いています。


江戸っ子のお母さんを演じるのは、宮本信子さん
末期ガンに侵されながらも、「筋が通っていない」と思うことには、たとえ相手が医者だろうと、啖呵を切る真っ直ぐさ
その真っ直ぐ過ぎる性格と生き方に反発しながらも、気がつくと一緒に熱くなっている娘の咲子役に、松嶋菜々子さん
 
そうなんですね、親子って、たとえ相手の事を 「嫌いだ〜!」って、思う瞬間があったとしても、似てしまう
そんなことを、ぼんやりと考えさせられた作品です。
 
徳島を舞台にしたこの映画のクライマックスは、阿波踊りの夜
2006年の8月12日から15日に、街をあげて行われた本物のお祭りの翌日に、本物の踊り手と、地元の観客、合わせて1万4200人を集めて撮影。
犬童一心監督「街全体が踊っている姿を撮りたかった」という、まさにその言葉通りの映像を見せてくれます。


石川には、“言わない文化”があるような気がします。
相手や周りのことを思って、腹に収める優雅な文化。
他の土地の風を感じさせてくれる『眉山』に、ぜひ触れてみてください。

現実と非現実の織り交ぜ方では右に出る方がいない、
犬童監督の最新作『眉山』、オススメです。



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