4月21日放送の「Cafe du Cinema」


  

『ハンニバル・ライジング』、この映画は美しい。
 
主人公は、世界一有名な殺人鬼「ハンニバル・レクター」ですから、衝撃的なシーンが次から次に出てくるわけです。
でも、その1カット1カットが、絵画的な美しさなんです。
 
1991年にアカデミー賞で、作品賞を含む主要5部門を獲得した伝説の作品『羊たちの沈黙』。
『ハンニバル』、『レッド・ドラゴン』と続いたこのシリーズの注目度は高く、「どうだった!?」とよく聞かれますが・・・毎回、返答に困っています。

「キレイでした」という感想が、一番先に来てしまうからです。

  
反面、人間の闇の部分、というより、人間そのものが描き出されているこの作品を、どう伝えればいいのか。
  
幼い頃のハンニバルを描いた今回の作品。
観客である私たちは、その後ハンニバルが引き起こしていく数々の残酷な事件を知っていながら、いつの間にかハンニバルの視点に立って物語を観ている自分に気付かされるはずです。

とにかく、観る者を惹きつけるパワーが、半端ではありません。
  
『ハンニバル・ライジング』
美しい映像によって醜さが描かれている、他に類を見ないオススメの作品です。
  

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