1月20日放送の「Cafe du Cinema」


「明日、もし自分が冤罪で逮捕されたら・・・」

今回は、映画『それでもボクはやってない』でメガホンをとった周防正行監督が、カフェ・ド・シネマにご来店!
  
あの『Shall we ダンス?』から11年、作品への熱い思いをお話していただきました。


やなたま:「ようこそ石川県へ!」
周防監督:(私の姿をご覧になって)「大変ですね、色々と・・・」

  

やなたま:
  「まぁまぁ、コーヒーをお召し上がりください。」
  
周防監督:
「結構なお手前で。」
  
やなたま:「裁判を題材に選んだ、きっかけは?」
周防監督:「4年前に、東京高裁で逆転無罪を勝ち取った方の新聞記事を読みました。無罪が出るまで、ずっと友人や家族に支えられて、それは、感動的な話なんですが、違う見方をすれば、1審で無罪を勝ち取っていたかもしれない人が、2年にも及ぶ長い間、事件に拘束されていたわけです。そういう事態を引き起こした日本の裁判制度に疑問を感じたのがきっかけです。」
  
やなたま:「周防監督は、今回特にリアルさを追及したそうですが?その思いとは?」
周防監督:「実際に、事件に直面した多くの当事者がいる中で、嘘は描けないし、描いてはいけないと思う。描くには、徹底して真実に近づくようにしなければ。」
(周防監督は、この作品を作るにあたって、弁護士・検事・裁判官経験者の話を聞く、裁判を傍聴する等、3年以上の取材活動をされました。)
  
やなたま:「司法関係者向けの試写会も開かれたそうですね?」
周防監督:「霞ヶ関の弁護士会館で、現役の弁護士・司法修習生や、法科大学院の学生さんに集まってもらって、日弁連特別試写会というのをやりました。」
  

やなたま:「反応はいかがでしたか?」
周防監督:「よく描いてくれました。という風に言われてしまって、否定して欲しかったんですが・・・」
やなたま:「と、いうのは?」
周防監督:「現実の裁判はこうじゃない!って言ってくれた方が、救いがあるでしょ?」

  
やなたま:「もし、周防監督が痴漢に間違われたら、どうしますか?」
周防監督:「今だったら、戦います。」

  

周防監督:「もちろんっ、冤罪であることが前提ですよ!」
やなたま:「アハハハハハハハ」(笑)
  
周防監督:「捕まって、勾留されて、取調べを受けて、起訴されて、裁判して、控訴して、またそれを映画にします。」(笑
  
やなたま:「実録それでもボクはやってない!!」
  
周防監督:「ただ、それは僕が映画監督という仕事をしているからであって、もしどこかに勤めていたとしたら・・・迷うでしょうね。」

1人でも多くの人に見て欲しい、そして、見終わった後に話し合って欲しい。
『それでもボクはやってない』真に迫る、オススメの作品です。

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