12月2日放送の「Cafe du Cinema」


  
海坂藩、それは山形県鶴岡市(庄内地方)を模した架空の土地。
 
『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』
そして、『武士の一分』
 
やなたまは、庄内を舞台にした時代劇三部作の三作目にして、山田洋二監督が大きな壁に立ち向かった事を知り、この作品に山田組の「一分」を見ました。
  

撮影時期は、2005年12月下旬から2006年3月上旬。
しかし、作品の中で描くのは春先から晩秋。
庄内は雪の季節です。
  
山田監督は大きな決断を下しました。
「東宝撮影所の400坪のスタジオに海坂藩(庄内)を作ろう!」
  
その日から、“草木萌える春”から“夏の日差し”“やがて訪れる秋”を表現する闘いが始まったのです。

  
東京都世田谷区の東宝撮影所内に姿を現した山形県鶴岡市
それは、1975年の『男はつらいよ 葛飾立志篇』から30年以上山田監督とその作品を支え続けている、出川三男美術デザイナー始め、長沼六郎撮影監督など、山田組の力の結晶です。

『前二作で我々が身にしみて知ることができた、鶴岡に吹く風、匂い、そして精神風土を今回のセットで再現することこそ、藤沢作品を愛する人々と鶴岡の方々に報いる方法ではないか』(『武士の一分』公式HPより)
  
企画が立ち上がった当初のタイトルが「愛妻記」だったという『武士の一分』

  
山田組の人々、木村拓哉さんはじめ出演者の皆さんの作品への愛、人への愛。
そして、決して譲れないもの「一分」が込められているオススメの作品です。


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