6月10日放送の「Cafe du Cinema」


   
「新しい映画を見た」そんな印象を受けました。
その名の通り、宮崎あおいさん演じる3億円事件の犯人の初恋物語。
1つ1つのカットが強く心に刻まれる作品です。
今回のお客様は、そんな『初恋』を撮った塙幸成監督
「いいなぁ〜」と思ったカットについてうかがったので、報告します。(以下、未公開トークです。)
  
まず、3億円事件の犯行を持ち掛けてきた初恋の相手「キシ」に「私、やるよ。」と主人公ミスズが告げるシーン。
  

夜の街、石の階段に並んで腰掛ける二人。
  
宮崎あおいさんが、キシにゆっくり寄りかかるようにして話すんですが、直接肩に触れず、階段の手すり越しに寄りかかる。

なんともニクイ演出!

  
塙監督:「実は、あのシーンさえうまく撮れればそれでいい。というくらい…」
このお言葉に、やなたま、“やっぱり!”と感動を新たにしました。
  
それから、宮崎さんが、頬を物にピタッとあてるシーンが何度か出てくるんですが、その仕草がステキなんです。

塙監督:「気に入ったので脚本どおり撮影しようとしたら、1960年代のバイクだと、頬あてをする部分がかなり下の方についていて、地面に這いつくばってるみないな格好になっちゃったんです。」
  
結局、カメラワークを工夫することで乗り切ったそうですが、アクシデントが起きた時の判断も監督の腕の見せ所なわけですね。
  

逆に、キシを一人アパートで待つ宮崎さんが、机にピタッと頬をくっつける、息を飲むくらい美しいこのシーンは、事前に細かいことは決まっていなくて、机に伏さないバージョンなど、何カットもやってみて、「これだっ!」と思ったカットを採用したそうです。

  
「宮崎あおいの頬あて」
やなたまの2006年上半期NO,1ヒットです☆

『初恋』が公開になったばかりですが、「塙監督と宮崎あおいさんの次回作が、早く観たい!」と期待ぜずにはいられない、そんなオススメの作品です。

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